Interview
私たちが、この仕事をする理由
Why We Do What We Do
株式会社じどう
中川原 公花 東北エリア長
【1】わたしのこれまでの歩み
2020年3月に東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科を卒業し、社会福祉士の資格を取得しました。卒業後は地元の市立病院に医療ソーシャルワーカー(MSW)として就職し、患者さんやご家族の生活面の相談や退院支援などに携わりました。医療の現場で働く中で、家庭環境や生い立ちがその後の人生に大きく影響することを実感し、より生活に近い場所で未来ある子どもを支える仕事に関わりたいと思うようになりました。そうした思いから2022年9月に自立援助ホームはちのへへ転職し、現在はホーム長として子どもたちの自立支援に携わっています。
【2】じどうに入社したきっかけ
学生時代に虐待や家庭環境に困難を抱える子どもや保護者に対して、自分にできることは何かを考えたことが心理学を学ぶきっかけになりました。大学では心理学全般や福祉について学び、将来は子どもに関わる支援の仕事がしたいと考えるようになりました。転職活動をする中で自立援助ホームという存在を知り、子どもの自立を身近で支えられる仕事に強く惹かれ、入社を決めました。
【3】現在の仕事内容
ホームでは、子どもたちが安心して生活できる環境づくりを心掛けています。日々の食事作りや掃除といった生活の基盤を整えることから、学校や仕事の相談、就職支援、将来に向けた悩み相談など幅広く関わっています。子どもたち一人ひとりの気持ちや状況に寄り添いながら「自分で生活していく力」を少しずつ身につけていけるよう支援しています。また、東北エリアにある9つの自立援助ホームのサポートや連携にも関わっています。地域全体で子どもを支える体制づくりに関われることにも大きなやりがいを感じています。
【4】じどうのいいところ
全国にホームがあり、事例検討会や支援の工夫を共有しながら学び合えるところが良いと思います。日々の支援の中では悩むこともありますが、他ホームの取り組みや職員の経験談などからも新しい視点を得ることができます。また、職員同士で相談しやすい雰囲気があり、一人で抱え込まずに支援について考えられることも大きな魅力です。子どもたち一人ひとりに寄り添う支援を大切にしながら、成長していける環境だと感じています。
【5】休日の過ごし方
休日は時間を忘れてゆっくり過ごしたり、自宅で動画やアニメなどを観て過ごしたりすることが多いです。職場では子どもたちと真剣に向き合う時間が多いため、休日はしっかり気持ちを切り替えることを意識しています。オンとオフのメリハリをつけることで、また新しい気持ちで子どもたちと向き合うことができます。自分の時間を大切にしながら働けることも、この仕事を続けられている理由の一つだと思います。
【6】これから仲間になるあなたへ
自立援助ホームという仕事は「子どもたちの人生に寄り添いながら自立を支える」やりがいのある仕事です。すぐに結果が見えるわけではなく、悩んだり試行錯誤したりすることもありますが、子どもたちが少しずつ前に進んでいく姿を見るとこの仕事の大きな意味を感じます。「ここに来てよかった」と言ってくれる瞬間は、何よりの励みになりますし、支援は一人で抱えるものではなく職員同士で相談しながら進めていくものだと実感しています。子どもたちに寄り添いたいという思いを大切に、一緒に成長していける仲間が増えると嬉しいです。
Misson
MISSiON
使命
「生活の居場所を創り、生きて未来を紡ぐ」
私たちが創るのは、単なる「住む場所」ではありません。 安心して帰り、誰かとつながり、明日への活力を蓄える。そんな「生活の土台」となる居場所です。社会的養護を必要とする子どもたちの多くは、この土台が不安定な状況にあります。だからこそ、私たちは生活の基盤を整え、彼らが5年後、10年後の未来を自分らしく描ける(紡げる)よう、伴走し続けます。
Vision
Vision
目指す姿
「生きていて良かったと言える人が増えていると実感できる社会にする」
支援には、18歳や20歳といった「制度上の区切り」があります。しかし、人生はその先の方がずっと長く、困難に直面することも少なくありません。
私たちは、施設にいる期間だけの支援にとどまらず、退所後の生活や働く場所(農福連携など)の創出、地域とのネットワークづくりにも注力しています。支援を受けた子どもたちが大人になったとき、「生きていて良かった」と心から思える社会。それが私たちのゴールです。
Value
Value
行動指針
現場で迷ったとき、私たちが立ち戻る5つの価値観です。
- 居場所を創る:否定されず、安心して自分を出せる関係性から始めます。
- つながりの中で生きる:人は一人では生きられません。仲間や地域との絆を大切にします。
- 可能性を信じる:過去の経験で自信を失っていても、その人の未来を決めつけません。
- 学び続ける:支援に完成形はありません。社会の変化に合わせ、私たちもアップデートし続けます。
- 「ありがとう」を忘れない:子ども、仲間、地域。支え合っているすべての人に感謝を。